House IU
旗竿地にかかる1枚の連続する屋根
名古屋市の旗竿地に建つ住宅の計画である。旗竿地では、旗に住宅を計画し、竿は残りの部分として計画の対象にならないことが散見される。計画されない竿は、まちからは路地のような細い空白のみが見えるため、まちとの関りを拒絶するかのように映る。
本計画では、まちとの接点である竿から屋根をかけ始め、それが折れ曲がりながら一筆書きに旗へと延長するように計画している。屋根は手を延ばすと届く距離からはじまり、約7.5mの高さまでずるずると昇っていくことで、まちから見ると、ランドスケープ的に建築が建ち上がる。旗竿地であってもその面積全てを計画対象にすることで、旗と竿のヒエラルキーの差を極力無くし、地域の一員としてまち並みに加わる建築を目指した。
所在地
愛知県名古屋市
用途
住宅
敷地面積
172.73 m²
延床面積
104.35 m²
構造形式
木造
構造設計
ワークショップ
施工
豊中建設
名古屋市の旗竿地に建つ住宅の計画である。旗竿地では、旗に住宅を計画し、竿は残りの部分として計画の対象にならないことが散見される。計画されない竿は、まちからは路地のような細い空白のみが見えるため、まちとの関りを拒絶するかのように映る。
本計画では、まちとの接点である竿から屋根をかけ始め、それが折れ曲がりながら一筆書きに旗へと延長するように計画している。屋根は手を延ばすと届く距離からはじまり、約7.5mの高さまでずるずると昇っていくことで、まちから見ると、ランドスケープ的に建築が建ち上がる。旗竿地であってもその面積全てを計画対象にすることで、旗と竿のヒエラルキーの差を極力無くし、地域の一員としてまち並みに加わる建築を目指した。
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